桜の花の蜜の吸い方
ヒヨドリ スズメ目ヒヨドリ科 留鳥 28cm
お馴染みのヒヨドリは花の正面から長いクチバシを使って蜜を吸います

それにしても、体の大きなヒヨドリが花びらが下を向いた桜の蜜を吸うのは大変です

シジュウカラ スズメ目シジュウカラ科 留鳥 15cm
ところが、シジュウカラにとっては桜の花はちょうど良い大きさです

花の蜜は好物ですが、ヒヨドリのように花の正面からクチバシを入れることはありません

なぜだか花の付け根の部分を突いています

クチバシが短いシジュウカラは蝶のように花の正面からではなく、
蜜のある花の付け根を直接突いて吸っています
蜜はおしべの根元にあるので、シジュウカラの舌はとどかないんでしょう

桜の蜜は、舐めてみるとほんのり甘くてメイプルシロップを薄めたような味がしました
動画で見ると、蜜のあるあたりを突いているのがよくわかります
花びらが散ったわけでもないのに花が落ちているのはシジュウカラの仕業です
スズメも同じように桜の蜜を吸うそうです 確かにクチバシが似ています

鳥によって蜜の吸い方に違いがあるのですね!
クチバシの短いスズメやシジュウカラは、本来桜の花の蜜を吸うことはなかったようですが、ここ20年くらい前からあちこちで観察され始めたようです
まさしく進化ですね!
私は最近まで、桜の花がそのまま落ちているのを見て、子供がいたずらをしたのかと思っていました、、、